褒め方研修・叱り方研修 【部下の成長を促す職場のために】

正しく、効果的な褒め方・叱り方を理解し実践することで、相手の成長やハラスメント予防を目指す研修です。

効果的な褒め方・叱り方を身につける

本研修の対象

中堅社員 管理職

  • 部下がいるマネージャー層の方
  • 部下が意欲的に行動できる方法について関心のある方
  • 育成を円滑に行うための基本的なコミュニケーションについて確認したい方

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

研修に対する課題
  • 新入社員や若手社員との距離の取り方に苦労している社員が見受けられる
  • 特に叱る際に感情的になることが多く、本質的な解決に至らないケースがしばしば起こる
  • 部下と接する立場の社員に、上手い褒め方・叱り方について理論的に学んでもらいたい
  • 適切な褒め方・叱り方を通じて、より良い職場環境の構築に繋げたい

褒め方研修・叱り方研修の概要

褒め方研修・叱り方研修とは、ただ単に褒めたり、感情的に怒るのではなく、より効果的に行うことで、相手の行動や考えをよい方向に変化させていくための研修プログラムです。

適切に褒められる、あるいは不適切に叱られる、といった状況でどのように心が動くかをロールプレイングで体感し、ハラスメントに留意しながら部下のやる気をより高める方法を習得することが目的です。

褒める・叱るとは何か

まずは、褒める・叱るという行動そのものについて、改めて理解していきます。
いずれも共通して重要なことは「部下の行動に対して行うフィードバックである」ということです。

部下の行動に注目することで、感情的に褒める、自身の気持ちを優先して怒るのではなく、適切な指導につながる声掛けができるようになります。

褒める・叱るとは

褒める

褒めるとは、相手の良い点に注目して、それに対するフィードバックをすることです

職場において褒める理由としては、良いコミュニケーションを取るためということと、増やしてほしい行動を強化するためという2つの理由があります。

褒めることで、相手は「この行動や発言がよかったんだ」と受け止め、次からも同じような行動やそれ以上の行動を目指すようになります。

上司が部下の成長のために褒める理由は、良い行動を増やしてもらうことで本人が成長し、それがチームの成果につながるという大きな意味も含まれているのです。

叱る

叱るとは、相手のことを考えた上で行うフィードバックのことです

職場においては、相手に成長してもらうために不足している行動や過剰な行動を指摘し、正すということがこれに当たります。

怒ると叱るの違い

  • 叱る:相手のことを考えた時に出る発言・行動
  • 怒る:自分が思い通りにならない時に出る感情を発言や行動に移したもの

よく言われることですが、職場における指導やアドバイスは「叱る」という立場でなければなりません。
感情的になって怒鳴ったり、ものに当たることでは何も解決しないためです。また、怒られた相手には「◯◯さんに怒られた」という印象が強く残ることが多く、肝心の「何を正してほしいのか」が伝わりづらくなります。

ビジネスシーンにおいては、適切に「叱る」方法を身に付ける必要があります。

上手く褒めるコツ

リスキルの褒め方・叱り方研修では、上手く褒める・叱るコツを扱っていきます。ここでは概要を紹介していきます。

褒め方のポイント

普段からの信頼関係を構築しておく

誰が褒めても良いというわけではありません。普段から信頼関係を作っている・コミュニケーションをよく取っている相手から褒められると、人はその行動を増やしたくなります。
そのため、褒めるという行為の前提条件として、普段からコミュニケーションを取り関係性を作っておくことが必要です。

行動に焦点を当てて褒める

褒める・叱る共通していることが、相手の行動に焦点を当てて褒めることです。

人格や性格について褒めるのではなく、あくまでも相手が起こした行動が良かったか・改善する必要があるかという判断で褒めるか叱るかを決めます。褒める対象が具体的であることで、褒められた側としてもお世辞ではないことがわかりやすいため、受け入れやすく、次からの行動増加が期待できます。

伝え方を工夫する

褒めることの重要性を理解していても、言葉にすることが難しい・気恥ずかしいということは多くあります。
褒める際に活用できるスキルは様々です。リスキルの褒め方・叱り方研修では、以下のスキルについてワークを活用しながら強化していきます。

  • シェイピングで褒める:目標を段階的に分け、小さい成功随時褒めていく手法
  • 文章で褒める:メールやチャットで褒める手法です。直接伝えることが難しい状況でも活用できます
  • リフレーミングで褒める:リフレーミングとは言い換えのことです。視点や捉え方を変えて褒めていくことで、部下の行動を強化していきます

適切に叱るコツ

叱り方にもコツがあります。以下のポイントを押さえることで、相手に正してほしいことが上手く伝わりやすくなります。

叱り方のポイント

まずは、相手の話を聴く(事実確認)

まずはじめに行うべきことは「事実確認」です。事実確認をした上で「正すべきこと」が事実であれば、適切に叱る必要があります。

上司から部下への指導などではこの事実確認が抜けているケースが多くあります。事実確認をするだけで、上司が勘違いして叱り、それに対して部下が不満を持つことで関係性が崩れることを防ぐことができます。

  • 悪い例)最近報連相ができていないからちゃんとやってほしい
  • 良い例)○月○日のトラブルについて報告がなくて対応に困ったのだけれど、何か理由があったか聞いても良いかな

上記のように、報連相ができていないと決めつけるのではなく「報連相ができていないと感じたけど、何かあったか」を確認する会話を挟むだけで違います。これに対して、部下が忘れていただけであれば叱る必要がありますし、トラブル対応が急に入りそちらを優先させていたため報告ができていなかったなどであれば、今回は仕方がないという結論に至ります。

行動を指摘する

事実確認をした上で、相手の起こした行動に対して叱ります。ここは褒め方と同様です。

事前に決めたこと、同意が取れたことに対して、できないことへの叱るという行為には納得感があります。反対に曖昧に叱られてしまうと「結局、なんで叱られたんだろう」という印象が相手に残るため逆効果です。

叱る際は、相手の行動に対して叱るようにしましょう。

ハラスメントに配慮する

叱る際に気をつけたいことが、パワーハラスメントと受け取られないようにすることです。
以下を注意することでパワハラと受け取られづらくなります。

チェックポイント 内容
指導や接し方が正当な業務目的である             人格否定ではなく、業務遂行を目的とした叱りであるかを考えましょう
業務の適切な範囲内である 正当な業務目的だとしても、その手法が行き過ぎているとパワハラとなります。叱り方や指導方法が適切かどうかを考える必要があります
相手の価値観を考えたフィードバックである 相手の価値観と自分の価値観は一緒ではない、という前提のもとで叱りましょう。自分のころはこうだったという叱り方は適切ではありません。相手の目線も重要だということを認識していく必要があります。
人格否定は絶対にしない 「存在の否定」「能力の否定」「可能性の否定」「バックグラウンドの否定」これら4つの否定は避け、具体的に行動のみを叱るようにします

褒め方研修・叱り方研修のラインナップ

褒め方研修・叱り方研修

正しく、効果的な褒め方・叱り方を理解し実践することで、相手の成長やハラスメント予防を目指す研修です。

研修タイトル想定研修時間
褒め方研修・叱り方研修 一社研修 褒め方・叱り方研修【適切なフィードバック方法を習得する】 3時間 (変更可)
褒め方研修・叱り方研修 一社研修 褒め方強化研修 半日編【短時間集中】 3時間 (変更可)
褒め方研修・叱り方研修 一社研修 褒め方・叱り方研修 半日編【短期間集中】 3時間 (変更可)
褒め方研修・叱り方研修 eラーニング動画講座 褒め方・叱り方研修 41分

部下育成研修

部下が更に成長するために、部下の成長段階を理解し、割り当てるべき業務を与え、支援し、より効果的な育成を目指す研修です。

研修タイトル想定研修時間
部下育成研修 一社研修 部下育成・後輩指導研修【適切な指導ができるようになる】 6時間 (変更可)
部下育成研修 一社研修 部下育成のための指示方法研修【着実な成長を促す】 6時間 (変更可)
部下育成研修 一社研修 仕事の任せ方研修【部下を育成し、自身の時間をより重要な業務へ】 6時間 (変更可)

面談研修

面接の中で、相手に信頼してもらえるような話の聞き方を身につけ、部下に対して周囲への相談援助が実践できるようになるための研修です。

研修タイトル想定研修時間
面談研修 一社研修 キャリアデザイン支援研修【適切なキャリア支援を行う】 6時間 (変更可)
面談研修 一社研修 1on1ミーティング力強化研修 【部下との面談スキルを高める】 6時間 (変更可)

コーチング研修

部下育成にとって必要な、モチベーション管理、目標設定、行動計画の管理などコーチングスキルとして必要な要素を伸ばす研修です。

研修タイトル想定研修時間
コーチング研修 一社研修 コーチング研修【部下が育つ実践的なコーチングスキルを】 6時間 (変更可)

パワハラ研修

パワーハラスメントについての基礎知識をつけ、予防と発生時の対応の両面からスキルを学びます。適切な叱り方についても扱っていきます。

研修タイトル想定研修時間
パワハラ研修 一社研修 パワーハラスメント対策研修【半日研修】 3時間 (変更可)
パワハラ研修 一社研修 セミナー型 パワーハラスメント防止研修【職場でのパワハラを未然に防ぐ】 2時間 (変更可)

評価者研修

個々人のやりがいや組織の成長を目指し、目標設定から成果の評価、その過程など正しい評価方法を理解する研修です。

研修タイトル想定研修時間
評価者研修 一社研修 評価者基本研修【管理サイクルと方法論を理解する】 6時間 (変更可)
評価者研修 一社研修 評価者面談研修【短時間集中】 4時間 (変更可)

社内コミュニケーション研修

仕事をよりスムーズに進めるために、社内でのコミュニケーションを円滑にする研修です。階層、コミュニケーションのシーンに応じた研修を用意しています。

研修タイトル想定研修時間
社内コミュニケーション研修 一社研修 コミュニケーション基礎研修【相手との信頼関係を築く】 6時間 (変更可)
社内コミュニケーション研修 一社研修 合意形成研修【コンセンサススキルを強化する】 6時間 (変更可)
社内コミュニケーション研修 一社研修 ロジカルコミュニケーション研修【実践重視】 6時間 (変更可)

リスキル研修の特徴

リスキルの褒め方・叱り方研修には次のような特徴があります。

褒め方・叱り方のスキルをまとめて学べる

褒める、叱るというようなコミュニケーション方法について、社内の研修で扱うケースは少なく、どうしても個人の既存スキルや経験に頼ってしまうものです。研修を通して褒める・叱るをスキルとして学ぶことで、社内全体のコミュニケーションスキルや上司と部下との関係性向上が期待できます。

ケースワークを通して実践的に学ぶ

リスキルの褒め方・叱り方研修では、基本の褒め方と叱り方を学んだ上で「このようなケースの場合には、どのようにフィードバックすれば良いか」を考えるワーク・演習を用意しています。

頭でわかっていても、言葉や行動で褒め・叱ることができなければ意味がありません。具体的に職場で発生しがちなシチュエーションを事例として挙げ、「自分ならどうするか」を考えてもらうことで実践的にスキルを身に付けることができることも、リスキルの研修の特徴です。

部下とのコミュニケーションを見直す機会になる

褒める・叱るの前提となるものに、普段からコミュニケーションがあります。日頃からコミュニケーションを取っていない人に褒められても嬉しくありませんし、叱られても改めたいと思わない場合もあります。

特に、ビジネスシーンでは上司から部下への褒め・叱りが必要となる場面が多いため、研修を通して現状の関係性を振り返り、普段の部下とのコミュニケーションを見直すきっかけとすることができます。

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研修カリキュラムの例

次のカリキュラムは褒め方研修・叱り方研修に属する褒め方・叱り方研修【適切なフィードバック方法を習得する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。

  1. 01部下への接し方の基本理解

    ゴール

    部下への接し方について基本を理解する

    • 【オープニングワーク】現在の課題確認
    • 会社における部下育成とその必要性
    • 直接の成果
    • 価値への取り組み
    • 人材の育成
  2. 02適切な叱り方を理解する

    ゴール

    叱り方について理解し、実践する

    • 叱り方
    • ハラスメントにならない叱り方
    • 指導や接し方は業務目的か
    • 業務の適正な範囲内か
    • 相手の価値観を考えた接し方か
    • 人格否定に繋がる「4つの否定」は絶対にしない
    • 具体的な指導方法
    • 【ケースワーク】叱り方を考える(タイプの違う部下への叱り方)
  3. LAST適切な褒め方を理解する

    ゴール

    褒め方について理解し、実践する

    • なぜ褒める必要があるか
    • 伝え方と言葉
    • 【ワーク】3つの承認
    • 【ワーク】気付きと行動の落とし込み

褒め方研修・叱り方研修参加者(受講者)の声

研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想を頂いております。

地方新聞社様

内容: 満足・良かった

100.0 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • 褒め方、叱り方がテーマだったが部下がいない自分にとっても基本的な人との接し方について学び振り返ることができた。対象が幅広くて良かったと思う。
  • すっと腑に落ちる内容ばかりでした。大声を出したり「若手、後輩だから」という理由だけで我慢を強いたりする指導では通用しない時代になっていることを改めて教えてくれ、テクニカルな面だけでなく「どうしたらいいか」という考え方も教えてもらえ、とてもためになりました。

交通系企業様

内容: 満足・良かった

100.0 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • 短時間の中、ポイントを押さえた講義を行っていただきありがとうございました。
  • 事例が分かりやすく、リアリティーがあり親近感が持てました。
  • 日頃の部下の観察、コミュニケーションの大切さを改めて感じた。
  • 自分自身が、部下に対しての、接し方、言動を意識して、変えていきます、ありがとうございました、大変学ぶことがあり良かったです
  • 各グループを平等に注視され、お声掛けされ、名前で指名され、緊張感ある進行でした、ありがとうございました

褒め方研修・叱り方研修に関するよくあるご質問

セミナー形式など、短時間で褒め方研修・叱り方研修を実施することは可能ですか?

はい、可能です。褒め方研修・叱り方研修の実施可能時間に合わせて、1時間~6時間内での調整が可能です。短い時間のため、既存の研修プログラムからどれを選出し編成するか、ご相談しながら組み立てていきます。なお、短時間にしたことよる研修費用についてはお問合せください。

褒め方研修・叱り方研修の費用を知りたい・見積りを取りたいのですが、どうすれば良いですか?

お見積りは各研修ページより請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。

褒め方・叱り方にこだわらず、上手く部下と接する力を強化したいのですが、良い研修はありますか?

はい、ございます。上手く接する力、を分解すると「基本的なコミュニケーション力」「話を引き出す力」「言いづらいことも上手く伝える力」の3つに分かれます。以下が該当する研修テーマです。

- 全般的なコミュニケーション力の底上げ:社内コミュニケーション研修
- コーチングスキルを磨く:コーチング研修
- アサーティブに接する力を磨く:アサーティブコミュニケーション研修

基本的なコミュニケーション力なら前者、上手くコミュニケーションを取るということであれば2・3番目がおすすめです。

よくあるご質問の一覧>

豊富な研修実績

リスキルの褒め方・叱り方研修は多くの企業様によりお問い合わせいただいております。

実際に研修を受講された方からは、習った知識やスキルをすぐに職場で実践することが出来るような、体系的なカリキュラムで学習出来たご好評を頂いております。

対象問わずお問い合わせいただければ、最適な提案をコンサルタントがさせていただきます。

リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています

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