管理職
労務管理研修は、適切な労務管理をしていくために必要な法律や制度の理解から、職場環境作りまで学ぶことを目的としています。
「労務管理」とは、労働に関することを管理する仕事のことです。具体的には、社員一人ひとりの働き方を管理していく業務であり、主に管理職などのマネジメント層や人事関連の業務に関わる方が受講対象となります。(業務内容の例:勤怠管理や給与計算、社会保健に関わることなど)
いずれも、企業や組織の経営資源である「人」に関する業務ですが、具体的な違いは以下の通りです。(企業によってはこの2つを合わせて労務管理としている場合もあります)
労務管理の仕事は、人事部が担うこともありますが、総務部が行なったり、経理部が行なったりと会社によって異なります。給与計算や勤怠管理などを適切に行い、社員一人ひとりが働きやすい環境を整えるために、必要な法律や知識を学んでいくことが、労務管理研修の目的です。
労務管理研修は「安全配慮義務があるため」と「良いマネジメント・働きやすい環境づくりのため」に学ぶ必要があります。
管理職(管理監督者)が労務管理について理解しておくべき理由として、安全配慮義務が挙げられます。安全配慮義務とは、従業員が安全で健康に働けるように配慮することです。労働契約法上で以下のように定められています。
労働契約法 第 5 条(労働者の安全への配慮) 条文 |
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使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。 |
(労働契約法 第 5 条(労働者の安全への配慮)条文より引用)
管理職やマネジメントする立場の方が、労働基準法上の「管理監督者」となった場合、事業主と同じ「使用者」に該当し、法律に違反した対応は罰則を受ける対象となります。「使用者」として、部下に対して安全配慮義務があることを再認識した上で、労務管理研修を通して関連する法律・制度を正しく理解し、必要なサポートをすることが必要です。
もう一つの理由は、良いマネジメントや環境作りをするためです。労務管理が適切にされていない部署やチームでは、誤った判断がされていたり、残業が多い・適切な休みが取れないなどの課題が発生してしまいます。
誰もが働きやすい職場を作っていくという目的のためにも、正しい労務管理への理解が必要です。労務管理研修を通して、以下を確認していきます。
労務管理研修では、次のような労務管理の基本をポイントをおさえて学べる内容を用意しています。すでに労務管理について理解している方も、再認識のために労務管理研修を受けることをおすすめしています。
労働法の一覧 |
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労働基準法、労働契約法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法、労働者派遣法、高齢者雇用安定法、障害者雇用促進法、パートタイム労働法、育児・介護休業など |
上記に加えて、労務管理研修では雇用・賃金・労働時間・休日・安全衛生等を中心に、労務管理の実行者としての基本を学びます。
労務管理者として、必要な知識を習得しながらより良い職場環境づくりの実現を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 労務管理研修 半日編【半日で短期集中する】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 労務管理研修 職場づくり編【部下が働きやすい環境を整える】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け 労務管理研修【半日で集中理解する】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 人事部向け 労務管理研修 半日編【労務管理の基礎を身に付ける】 | 3時間 (変更可) | |
eラーニング動画講座 労務管理研修 | 51分 |
管理者として、チーム全体の目標達成や組織力を向上させるための業務改善・コミュニケーション方法等が学べる研修です。マネジメントの役割を持つ方が対象です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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公開講座 経営視点強化研修 - 経営層の視点で会社を見る | 6時間 | |
一社研修 管理職向け 業務改善研修 【業務効率を上げる】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け タスク管理研修【自身と部下のタスク管理スキルを】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け 段取り研修【業務を効果的に進める】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け タイムマネジメント研修【働き方改革と成果を両立する】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け ダイバーシティマネジメント研修【働きやすい職場を作る】 | 5時間 (変更可) | |
eラーニング動画講座 管理職向け 経営視点強化研修 | 69分 |
限られた時間の中で最大限の成果を出すためのポイントを理解し、日々の行動を変えていくための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 タイムマネジメント研修 個人管理力強化編【労働生産性を高める】 | 6時間 (変更可) |
店長として、スタッフへの指導や普段のコミュニケーション方法、店舗の売上管理や経営について理解を深める研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 店長向け コミュニケーション強化研修【スタッフ離職率を下げる】 | 6時間 (変更可) |
現在の業務の洗い出しや、働き方改革のためにできることは何かを理解し、会社そのものの改革に繋げる研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 管理職向け 業務効率化研修【短時間集中】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 ワークライフバランス研修 タイムマネジメント編【生産性向上のために】 | 3時間 (変更可) |
リスキルの労務管理研修には次のような特徴があります。
リスキルの労務管理研修は、半日から実施できます。労働基準法や労働安全衛生法等、複雑な法律や制度も、ポイントを絞って内容をお伝えすることで、労務管理の担当者として知っておくべき、最低限の知識を短期間で習得できます。
労務管理研修を受けることで、管理職の方が抱える職場環境づくりにも活用することができます。研修プログラム内では、組織や部門のワークライフバランスの振り返りから、残業時間を減らす対応策、労務環境不全により起こりうるメンタルヘルスの予防策まで、現場に合わせた具体的な行動や改善策を考えていきます。働きやすい環境を整えたいというニーズのある場合にも対応出来る研修内容です。
次のカリキュラムは労務管理研修に属する労務管理研修 半日編【半日で短期集中する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01労務管理の基本
管理職に必要な労務管理の基本的な知識を学ぶ
02働き方改革による法改正
働き方改革による法改正について理解する
LAST残業時間軽減の取り組み
具体的な改善策としてよく上がる、残業時間の軽減について考える
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。
はい、可能です。リスキルの労務管理研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。労務管理研修を一斉にうけさせたい場合などはオンラインが便利です。その他、オンライン開催に関して疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルの労務管理研修は、講習を通して法律や制度の改正について学び、現場で活かすことが狙いとなっています。法律や制度の学習に不安がある方でも、理解しやすいようポイントを絞ってわかりやすく解説していきます。
リスキルの労務管理研修では、労務管理を基本としつつも、積極性や利益意識は失わないように研修内容を随時調整しておりますので、どうぞご安心ください。
はい、セミナーとして労務管理研修を実施することは可能です。労務管理研修を実施したい研修時間に合わせて、1時間~6時間内での調整をしていきます。短い時間のため、既存の労務管理研修プログラムからどれを選出し編成するか、ご相談しながら組み立てていきます。
なお、2時間以内のセミナー形式の場合、ワークを実施することが難しい場合がありますのでご注意ください。短時間にしたことよる研修費用についてはお問い合わせください。
いいえ、ございません。リスキルの労務管理研修では事前の課題提出や、事後の感想・レポート・報告書の提出などはございません。研修時間内での内容で完結します。なお、研修終了後3~5分で終わるアンケートについては実施いたします。
はい、ございます。リスキルでは、ビジネスシーンでのお困りごとに関する記事やコラムもご用意しております。労務管理研修関連以外の内容も多く用意しております。リスキルラボよりご覧いただけます。ぜひご覧ください。
はい、可能です。リスキルの労務管理研修は組み合わせ自由です。
- 何日間の研修を実施したいか
- 学習させたい研修内容や目的は何か
- 受講生(従業員様)はどの層か
など、ヒアリングさせていただいた上で、適切な研修をご提示いたします。人事や総務に配属された新規人材に対して研修を実施する場合など、様々な企業様のニーズに合わせた内容や研修資料の作成がご提案可能です。お気軽にお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルの労務管理研修(eラーニング動画講座)は、隙間時間でご覧いただけるものです。「労務管理研修を実施したいが、短い時間しか確保できない」「セミナーの時間がとれない」「全社員に実施しなければならない」という企業様におすすめです。詳細は
労務管理研修【eラーニング動画講座】よりご確認ください。
労務管理研修は、様々な企業様に繰り返し実施いただいています。専門的な知識が必要な労務管理についてのトレーニングを自社内のみで研修を実施することは容易ではありません。さまざまな状況に応じた研修メニューを選択、受講して頂くことにより最短で目標に近づくことができます。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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