OJTをより効果的に行うための方法論を理解し、リーダーやマネージャーが率先してより良いOJTを行うための研修です。
若手社員 中堅社員 管理職
On the Job Trainingの言葉通り、OJTは働きながら職業訓練を行い、スキルを高めていきます。業務外で行なうOff-JTに比べて、手軽に実施でき、また業務に完全に足した実践的なトレーニングを行なうことができるメリットがあります。
OJT制度を用意し、しっかりと運用していくことにはいくつものメリットがあります。
1つ目のメリットは個々人の特性に合わせられることです。
Off-JTは全体に対して必要不可欠な情報を8割の人が理解できる形で提供するイメージです。効率もよく、全体のスキル底上げに適しています。反面個々人の特性に合わせたものにはなりにくく、その点はOJTが適しています。
OJTでは個人の特性に合わせて人材育成が提供できるため、苦手な点、得意な点を見極めながら適切に成長を促すことができます。
2つ目のメリットは即戦力を育成することができることです。
理由はおわかりの通り、OJTが行われるのは現場だからです。行われる研修のため実務に即したトレーニングを提供できるため、即戦力育成に役立ちます。
3つ目は社内全体が向上することです。
教えることにより先輩社員や上司はスキルが向上していきます。言葉にすることで、自身のスキルを見直し、向上させていくことができるためです。部下の良くない点を注意することで、自身を省みる機会にもなります。
また、社内コミュニケーションも活発化されます。部下は上司に聞きやすい環境ができ、自然と会話が生まれます。仕事に関する社内のコミュニケーション頻度は社内環境の活発化に関係しており、良い効果が期待できます。
コミュニケーションの活発化は離職防止にも効果的です。
反面OJT制度には課題もあります。
OJTの課題のひとつは体系的に育成がしにくいことです。
どうしてもOJTでは現場の「仕事そのもの」を教えるケースが増えていきます。結果として「本質はどこにあるのか」「他のケースにも応用できる根本的な考え方はなんなのか」が置き去りにされてしまいがちです。
結果的に新人が「仕事はできるが、応用は利かない」となってしまう可能性があり、大きな課題となっています。
2つ目の課題は教える側のスキルに依存してしまうことです。
教える上司の育成スキルが低ければ、そのまま新人の成長時間に跳ね返ってきます。また、上司自身の経験則に依存した指導も多くなり、「会社の基本方針と違ってくる」「数年後に役立たなくなっている」などの例も見られます。OJT担当者の力量に完全に依存してしまうのは大きな課題です。
3つ目は現場での育成ならでは、です。
忙しいとOJT自体が後回しになっていきます。結果的に新人の育成が遅れ、更に忙しくなるという悪循環に入っていきます。スケジューリングを行った上で、忙しくてもOJTが回転し、部下が成長していく環境を作り上げる必要があります。
OJT研修とは、先輩社員や上司が効果的にチームのOJTを進めるために、そのノウハウとポイントについて学ぶための研修です。
上記のようにOJTには多くのメリットがある反面、行きあたりばったりの訓練に成りがちで、育成が後回しになったり、個々の担当の力量や経験則に依存してしまう恐れがあります。
OJT研修でOJTの方法論を学ぶことで、チーム全体で効果的なOJTを実施できるようになります。
OJTを効果的に実施していくためには、ただその場その場で後輩・部下に指示・指導するのではなくするのではなく、ある程度決められた方向性に則ってトレーニングを提供する必要があります。
OJTには基本的な手法があり、それらOJT研修では体系的に理解していきます。
OJT担当者の役割を理解し、部下のモチベーションコントロールができるようになることはOJT担当者の必須技能です。
OJT計画書の作成を策定し、運用していく必要があります。チーム全体としてだけではなく個々人に対して調整が必要になっていくため、上司が部下のことを考えながら一緒に作り上げていく必要があります。
部下のToDoの管理方法はOJT担当者にとって必要な技能です。部下がToDoを管理できるようにするだけではなく、上司が一緒にそれを把握して管理できるようになる必要があります。少なくとも、部下に聞いてすぐに部下から返答が返ってくる程度にはタスク把握能力を部下・上司ともに向上させる必要があります。
OJT研修ではその他、人材育成に関わる全体的なスキルを身につけていきます。
リスキルのOJT研修には次のような特徴があります。
最初にOJTの目的、育成担当者にとってのOJTの価値、組織全体でOJTに取り組む意義など、OJTをマネジメントしていくための基礎知識について学んでおくことで実践に繋げやすくします。
OJT全体の目標設定や新人の育成計画の実行管理のためのチェックリスト作成など、OJTを計画通りに進めて成長を促進させるための方法について、より実践に即した内容で研修を実施します。
OJTをより効果的に行うための方法論を理解し、リーダーやマネージャーが率先してより良いOJTを行うための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 OJTマネジメント研修【チームで効果的なOJTを実現する】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 コーチング・ティーチング強化編【適切なアプローチ方法を磨く】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 伝え方強化編【半日で集中理解する】 | 3時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 中途社員編【新たな職場でスキルを発揮させる】 | 6時間 (変更可) |
業務の中で出てきた様々な課題への対応方法を学び、今後主体性を持って行動していけるようにするための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 先輩社員向け OJT研修【部下をもたせる社員に】 | 6時間 (変更可) |
部下が更に成長するために、部下の成長段階を理解し、割り当てるべき業務を与え、支援し、より効果的な育成を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 部下育成・後輩指導研修【適切な指導ができるようになる】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 部下育成のための指示方法研修【着実な成長を促す】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 仕事の任せ方研修【部下を育成し、自身の時間をより重要な業務へ】 | 6時間 (変更可) |
部下育成にとって必要な、モチベーション管理、目標設定、行動計画の管理などコーチングスキルとして必要な要素を伸ばす研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 コーチング研修【部下が育つ実践的なコーチングを】 | 6時間 (変更可) |
次のカリキュラムはOJT研修に属するOJTマネジメント研修【チームで効果的なOJTを実現する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01マネジメント層によるOJTの意義
OJTの目的を知る
02目標設定
OJTの目標の立て方を知る
03計画立案
目標達成のための計画の立て方を知る
04計画の実行と管理
計画の実行と管理のポイントを知る
05フィードバック
部下へのフィードバックにおける注意点を知る
LASTケーススタディ
さまざまな部下への対応方法を知る
より効果的なOJTにするために、研修を導入されることが多くございます。
自身が教わったように教えている方がほとんどかと思いますが、教える側、教わる側にとって、さらに組織やチームにとって実りのある機会になるよう、研修でノウハウを学ぶことも重要です。
ケーススタディでは、困った状況も想定しているので、実際にそのような場になったときにも、落ち着いて対応できるようになります。
チーム全体でのOJTにも対応可能です。
それであれば、関わる可能性のある皆さんに一緒に研修を受けていただくことをおすすめします。共通認識を持ってOJTを進めていくことができるためです。
また、その中でも、マネジメントを担当する方に関しては、どこまで育成が進んでいるかを管理することについての研修もご用意しています。
リスキルのOJT研修は多くの企業様によりお問い合わせいただいております。
新入社員や中途社員の早期戦力化を企業の重要な課題と認識されていらっしゃる方などから、明確な指針を持ってOJTに臨むことが出来るようになったとご好評を頂いております。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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