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OJT(On the Job Training)とは、新入社員や中途採用者などの「指導対象者」に対して、「OJT担当者(トレーナー)」が働きながら育成を行い、スキルを高めていくことが目的です。
OJT研修とは、On the Job Trainingの頭文字を取ったもので、職場で業務を行いながら、必要な知識やスキル、仕事の進め方を習得させることを言います。基本的には、新入社員に対して決められた期間(1年程度)にて担当者を付けて実施します。
反対に、職場を離れた研修などでスキルや考え方を醸成することを「Off-JT(Off The Job Training)」と言います。その違いは、職場において指導をするか否かです。
リスキルのOJT研修では、先輩社員が効果的にチームのOJTを進めるために、そのノウハウを習得することを目的としています。
企業や組織において、OJT制度を運用していくことには、大きく分けて3つのメリットがあります。
OJTでは個人の特性に合わせて人材育成が提供できるため、苦手な点、得意な点を見極めながら適切に成長を促すことができます。またOJTを実施している期間内は指導担当に質問をすれば良いという形になるため「困っていることを誰にも確認できない」「誰にどうやって聞けば良いかわからない」という状態を避けることにも効果的です。
全員に一律で教えることでは中々成長に繋がりません。一人ひとりの強みや違いを理解した上で指導することが重要です。
職場で実施されるOJTでは、その場・その時にフィードバックすることが可能です。
実施した業務に対してすぐフィードバックが入ることで、教えられる側として「改善すべき点」「疑問点」が明らかになり、成長しやすくなるというメリットがあります。
OJT制度が適切に運用されていくことで、社内でのコミュニケーションも活発化されます。仕事に関する社内のコミュニケーション頻度は社内環境の活発化に関係しており、良い効果が期待できます。
上記のメリットがある反面、OJT制度には課題やデメリットもあります。研修を受けることでこれらの課題を改善していくことが期待できます。
1つ目の課題は、体系的な育成が難しいことです。
OJTでは現場での「仕事そのものについて」「仕事のやり方について」を教えることを目的にしているため、結果として「仕事の本質はどこにあるのか」「他のケースにも応用できる根本的な考え方はなにか」が置き去りにされてしまいがちです。
結果的に新人が「仕事はできるが、応用は利かない」となってしまう可能性があり、大きな課題となっています。
2つ目の課題は、教える側のスキルに依存してしまうことです。
教える側(OJT担当者・トレーナー)の育成スキルが低ければ、そのまま新人の成長時間に跳ね返ってきます。また、OJT担当者自身の経験則に依存した指導も多くなり、「会社の基本方針と違ってくる」「数年後に役立たなくなっている」などの例も見られます。担当者の力量に完全に依存してしまうのは大きなデメリットです。
3つ目は、OJT担当者(トレーナー)が多忙になることで指導が後回しになってしまうこともデメリットとして挙げられます。
OJT担当者が育成をする期間は、半年から一年が基本です。はじめのうちは丁寧に対応できていても、忙しい中でなかなかOJTが機能しなくなるということはどの企業でも起こりやすいことです。忙しい中でもOJTが適切に機能し、指導対象者が成長していく環境を作り上げる必要があります。
上記のようにOJTには多くのメリットがある反面、行きあたりばったりの対応になりがちです。
OJTを通して育成する目的が曖昧になることや、育成が後回しになったり、個々の担当の力量や経験則に依存してしまう恐れがあります。
OJT研修でOJTの方法論を学ぶことで、チーム全体で効果的な指導や育成が実施できるようになります。
リスキルのOJT研修には次のような特徴があります。
OJT担当者としての役割を理解しないまま、ただ忙しさが増えたという認識を持っているOJT担当者も少なくありません。
リスキルのOJT研修では、企業にとってOJT担当者による育成がどれだけ重要であるかを理解してもらった上で、心構えなどを伝えることでマインドセットしてもらうことができます。
これからOJT担当になる方に受けていただく場合でも、現状OJT担当として思うように育成ができていない方に対しても、効果的な研修内容です。
OJT担当者(トレーナー)には以下のスキルが必要とされています。OJT研修の中で扱っていくことで、自身が現状どのスキルが足りていないのか、何を強化していく必要があるのかを理解することができます。
・OJT制度の目的、OJT研修の重要性を正しく理解する
・OJT計画書作成
・指導方法
・フィードバック方法(褒める、叱る)
・指導対象者のタスク管理、タイムマネジメント
OJT担当者として、具体的に何をするのか、どうすれば相手の成長に繋がるのかを体系的に学ぶことができます。
リスキルのOJT研修では、より実践に即した研修内容をご用意しております。
例)OJT全体の目標設定や新人の育成計画の実行管理のためのチェックリスト作成など
明日からOJT担当としてより良い育成やアプローチができるために、すぐ使えるスキルについても確認していきます。
OJT研修についてはリスキリングラボという記事もございます。
ご参考までにご確認ください。
【教育担当者向け】OJT教育の概要・成功のポイントを解説 |
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OJT担当者(トレーナー)が、OJTをより効果的に行うために必要なスキルを理解します。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 先輩社員向け OJT研修【部下をもたせる社員に】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 OJTマネジメント研修【チームで効果的なOJTを実現する】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 コーチング・ティーチング強化編【適切なアプローチ方法を磨く】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 伝え方強化編【半日で集中理解する】 | 3時間 (変更可) |
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一社研修 OJT研修 中途社員編【新たな職場でスキルを発揮させる】 | 3時間 (変更可) |
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一社研修 OJT担当者振り返り研修【指導経験からスキルを強化する】 | 6時間 (変更可) |
部下が更に成長するために、部下の成長段階を理解し、割り当てるべき業務を与え、支援し、より効果的な育成を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 部下育成・後輩指導研修【適切な指導ができるようになる】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 部下育成のための指示方法研修【着実な成長を促す】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 仕事の任せ方研修【部下を育成し、自身の時間をより重要な業務へ】 | 6時間 (変更可) |
部下育成にとって必要な、モチベーション管理、目標設定、行動計画の管理などコーチングスキルとして必要な要素を伸ばす研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 コーチング研修【部下が育つ実践的なコーチングを】 | 6時間 (変更可) |
次のカリキュラムはOJT研修に属するOJTマネジメント研修【チームで効果的なOJTを実現する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01マネジメント層によるOJTの意義
OJTの目的を知る
02目標設定
OJTの目標の立て方を知る
03計画立案
目標達成のための計画の立て方を知る
04計画の実行と管理
計画の実行と管理のポイントを知る
05フィードバック
部下へのフィードバックにおける注意点を知る
LASTケーススタディ
さまざまな部下への対応方法を知る
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想を頂いております。
OJT制度を運用していくことには、3つのメリットがあります。
1. 個人の特性に合わせて人材育成が提供できる
2. 即戦力となる人材を育成できる
3. 社内全体が向上する
「わからない」「質問したい」など、指導対象者(新人など)が抱える疑問をすぐに解決しやすくなるため、離職率の低下や企業への帰属意識の向上が期待できます。
リスキルのOJT研修では、これらのメリットを理解した上で、活用できる考え方やスキルを磨いていきます。
以下の違いがあります。どちらも取り入れている企業が多く、仕事になれるまでの半年~1年程度はOJTを活用していきます。
OJT:On the Job Training
職場で業務を行いながら、必要な知識やスキル、仕事の進め方を習得させること
Off-JT:Off The Job Training
職場を離れた研修・職業訓練などでスキルや考え方を醸成すること
はい、リスキルのOJT研修は、チーム全体でのOJTにも効果的です。
指導対象者(新人・若手)に関わる可能性のある皆さんに一緒に研修を受けていただくことをおすすめします。共通認識を持ってOJTを進めていくことが一緒に受けていただくメリットです。
その中でも、マネジメントを担当する方に関しては、どこまで育成が進んでいるかを管理することについての研修もご用意しています。
はい、ございます。こちらの研修です。 OJT研修 中途社員編
すでにビジネススキルの土台がある中途社員に対しては、新人や若手と違ったアプローチが効果的です。
OJT研修を通して、強みを活かし即戦力として活躍の場を与えるための育成計画の立て方や、仕事の任せ方について理解を深めることができます。
いいえ、ございません。
リスキルの研修では、研修前後にご準備いただくことやご提出いただくものは特にございません(企業様からのご希望で実施する場合は例外として)
3~5分程度で終わるアンケートを実施させていただき、感想をお伺いすることはございます(企業様からのご希望で実施しない、ということも可能です。ご選択いただけます)
限られた研修時間の中で、明日から使える考え方やスキルを強化していきます。
リスキルのOJT研修は多くの企業様によりお問い合わせいただいております。
新入社員や中途社員の早期戦力化を企業の重要な課題と認識されていらっしゃる方などから、明確な指針を持ってOJTに臨むことが出来るようになったとご好評を頂いております。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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