内定者研修を検討する際、多くの研修担当者が最初に気になるのが費用相場です。内定者研修には一社研修・公開講座・動画講座という3つの実施形式があり、それぞれで料金の仕組みが大きく異なります。この記事では、内定者研修の費用相場を実施形式別に比較しながら、費用を抑えるコツや研修を成功させるポイントまで、担当者が知っておきたい情報をまとめて見ていきます。
目次
内定者研修とは、内定を承諾した学生に対して入社前の期間に実施する育成プログラムのことです。業務知識そのものよりも、学生から社会人への意識の切り替えや、会社への理解を深めてもらうことを主な目的としています。費用相場を確認する前に、まずは内定者研修が担う役割を簡単に押さえておきましょう。
内定者研修には、主に3つの目的があります。学生から社会人への意識転換を促すこと、内定者同士のつながりを作り入社前の不安を和らげること、そして内定辞退を防ぐことです。特に内定辞退の防止は、採用コストに直結する重要なテーマとして多くの企業様が課題に感じています。
内定者研修の主な目的
内定者研修の実施時期は、内定式が行われる10月前後と、入社直前の1月から3月にかけての2つのタイミングが中心です。内定式に合わせて実施する企業様と、入社直前に集中して実施する企業様の両方があり、内定者の状況や研修の目的に応じて時期を選ぶことがポイントです。オンラインでの実施であれば全国の内定者を対象にできるため、遠方の学生が多い企業様にも向いています。
内定者研修は、大きく分けて一社研修(講師派遣型)、公開講座(合同型の研修)、動画講座(eラーニング)の3つの形式から選ぶことができます。このうち動画講座は「レンタル」と「買い切り」の2つの料金プランに分かれるため、まずは4つの費用パターンを一覧で比較してみましょう。
| 実施形式 | 対象人数 | 費用感 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 一社研修 | 1名〜 | 1日あたり20〜50万円 | 自社の内定者だけを対象に実施 |
| 公開講座 | 1名〜 | 1人あたり2〜4万円 | 他社の受講者と合同で受講 |
| 動画講座(レンタル) | 1名〜 | 1人あたり1,000〜5,000円 | eラーニングで好きな時間に受講 |
| 動画講座(買い切り) | 1名〜人数問わず | 1講座あたり20〜30万円 | 動画を繰り返し人数問わず視聴できる |
一社研修は、自社の内定者だけを対象に、外部の研修講師を派遣して実施する形式です。費用相場は1日あたり20万円から50万円ほどで、研修時間や人数、内容のカスタマイズ度合いによって金額が変わります。
費用の内訳には、講師料のほか、教材費や交通費が含まれるケースが一般的です。人数によって金額が変わるものではなく、研修会社によっては講師派遣1回あたりの料金として設定されていることも多いため、参加人数が多いほど1人あたりの単価は下がっていきます。
公開講座は、他社の内定者と合同で受講する形式です。費用相場は1人あたり2万円から4万円ほどで、一社研修に比べると1人あたりの単価を抑えやすいことが特徴です。少人数の内定者を対象にする場合や、他社の学生と交流させたい場合に選ばれています。
ただし、公開講座は開催日程があらかじめ決まっているため、内定者の人数分の席を確保できるかどうかも事前に確認しておく必要があります。人気の日程は早めに満席になることもあるため、実施したい時期が決まっている場合は早めの申し込みがおすすめです。
動画講座は、期間を決めて視聴する「レンタル型」と、動画データを購入する「買い切り型」の2つの料金プランに分かれます。レンタル型の費用相場は1人あたり1,000円から5,000円ほどと、3つの実施形式の中でもっとも安価に導入できることが特徴です。1名からすぐに申し込めるため、少人数の内定者を対象にする企業様や、まずは内容を試してみたい企業様に向いています。
一方、内定者の人数が多い企業様や、毎年繰り返し内定者研修を実施する企業様には、動画データを購入する買い切り型という選択肢もあります。費用相場は1講座あたり20万円から30万円ほどとレンタル型より費用は高くなりますが、期間や人数の制限なく繰り返し利用が可能です。
ここまで費用相場を見てきましたが、実施形式を選ぶ際には金額だけでなく、それぞれのメリットとデメリットを踏まえて検討することが大切です。自社の内定者数や目的に合わせて、最適な形式を選んでいきましょう。
メリット
デメリット
一社研修は、内定者の状況に合わせて内容を柔軟に調整できる点が最大の強みです。内定者同士のつながりを重視したい企業様には特に向いている形式といえます。
メリット
デメリット
公開講座は決まったカリキュラムを受講する形式のため、準備の負担を減らしながら費用も抑えたい企業様に適しています。
メリット
デメリット
動画講座は費用と手軽さを重視する企業様に向いていますが、内定者同士のつながりを作りたい場合は、一社研修や公開講座と組み合わせて活用する企業様も少なくありません。
内定者研修の費用は、同じ実施形式であっても次のような要素によって変わります。研修会社に問い合わせる前に、あらかじめ整理しておくと見積りの比較がしやすくなります。
研修時間
半日か1日かなど、時間が長くなるほど費用も上がる
対象人数
一社研修は人数に応じて金額が変わりやすい
実施場所
対面かオンラインかで会場費や交通費の有無が変わる
特に一社研修は、講師派遣の交通費や会場費が別途発生する場合があるため、見積りを取る際には研修費用以外の項目も確認しておくと安心です。
内定者研修の予算が限られている場合は、次のような工夫で費用を抑えられることがあります。
内定者研修の費用を抑える工夫
特にオンラインでの実施は、会場費だけでなく内定者の交通費も抑えられるため、費用面でのメリットが大きい方法です。まずは複数の研修会社から見積りを取り、内容と費用のバランスを比較してみることをおすすめします。
内定者研修の費用相場は、一社研修が1日あたり20万円から50万円、公開講座が1人あたり2万円から4万円、動画講座のレンタル型が1人あたり1,000円から5,000円、買い切り型が1講座あたり20万円から30万円ほどです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、内定者の人数や実施したい内容、予算に合わせて形式を選ぶことが大切です。
内定者同士の交流を重視するなら一社研修、少人数からまずは実施したいなら公開講座、費用を抑えて手軽に導入したいなら動画講座というように、目的から逆算して検討してみてください。複数の実施形式を組み合わせて活用する企業様も増えています。
私たちリスキルの一社研修では、研修時間と人数を入力するだけで見積書がすぐにメールで届く仕組みになっています。複数の研修会社を比較検討する際にも便利です。
リスキル事務局が記事の執筆・監修をしています。人材育成にまつわるお役立ち情報を分かりやすく解説します。
■社員研修のリスキルとは?
社員研修のリスキルは、一人でも多くの人に人材育成を届けるために、利便性の高い研修サービスを提供しています。検索をすれば、一社で実施する研修、日程が決まっている参加型公開講座、eラーニング動画講座などをすぐに見つけ、簡単に申込みや見積書を作成することができます。
■プロフィール
会社名:株式会社リスキル
(「リスキル」は株式会社リスキルの登録商標です。)
設立:2022年5月2日
上場市場:東京証券取引所グロース市場
■研修実績
・利用社数は年間3900社以上
・年間受講者数 前年比157%
・プロフェッショナルの講師陣300名以上在籍