全国でビジネス・ラグジュアリーホテルやリゾート施設を運営されている藤田観光株式会社様。研修の導入背景から実施後のご感想について、ご担当者様にお話を伺いました。
弊社本社の人事部で階層別研修をずっと実施してきましたが、コロナ禍中は業界全体が大きく影響を受けて、広告費・研修費・交際費のいわゆる「3K」をカットせざるを得ない状況でした。
その時期を乗り越えて、コロナ禍が明けた今、会社全体で改めて人材採用・人材育成に力を入れようという方針になっています。
まずは採用に力を入れていましたが、当然その次には教育が必要になってきます。
そこで今年から、全社的に教育に注力する方針となりました。本社では、人事部と人材開発部を統合して「人材戦略部」を新設するなど、社を挙げて取り組んでいます。
研修計画を進めるにあたって、まずは管理職から立て直そうということになりました。最近はマネジメントの手法も大きく変わってきています。
Z世代を部下に持った時に、昔のような「背中を見て覚えろ」というやり方ではなかなか通用しないので、現在のトレンドに合ったマネジメント手法や考え方を皆で学びたいと思っていました。
昨今はハラスメントやコンプライアンスの問題もあり、注意を怠ると思いもよらない事態につながってしまいます。
特に最近はSNSが発達しているので、一つのボタンの掛け違いが大きな事態になってしまうこともあり得ます。
そうした不幸な事故を防ぐために、改めて価値観を切り替えることが必要だと強く感じていました。
リスキルさんについては、インターネットで検索して知りました。
数社と比較検討しましたが、ポイントとしては、料金が手頃であること、様々な種類の研修があること、そして要望に合わせた複数研修の組み合わせなど、柔軟な対応が可能な点を評価しました。
久しぶりの研修だったので受講者の反応は心配していたのですが、実際に始まってみると、普段抱えている悩みや課題についてのポイントを学べて、非常に良かったという声を多く聞きました。
思った以上に活発に参加してもらえましたね。
グループワークも多く実施いただいたので、受講者同士お互いに気づきがあって良い機会になったと思います。
自分自身、部下への指導方法やコミュニケーションの取り方について、改めて考えさせられました。指示の出し方一つとっても、やり方を変えないと反発を招いてしまうということを理解できました。
人事配置や業務分担などは日頃から組織内で協議して決める風土があり、風通しの面では特に問題は感じていませんでしたが、日常的なコミュニケーションの部分でさらに改善の余地があることが分かりました。
特に、指導が必要な場面でどうコミュニケーションを取るのかということは、以前別に実施したハラスメント防止の研修などでも学んでいましたが、今回も改めて様々な角度から話を聞くことができました。
悩んだ時には一人で抱え込まないで周りに助けを求めることが重要だということを、参加者全員で共通認識として持てたのは非常に良かったと思います。
今の時代、企業に向けられる目は厳しく、一人一人が日々会社として恥ずかしくない言動を心がける必要があります。
引き続き管理職向けの研修では、マネジメントスタイルそのものを見つめ直してもらい、現在のマネジメント手法が変わってきていることを浸透させてほしいですね。
価値観を切り替える必要があると気付き、今の時代にあったマネジメントを段階的に身につけていってもらいたいです。
次は早速、中堅社員向けのリーダーシップ研修を予定しています。
さらにそこから下の階層へと展開していき、組織全体のスキルアップを目指していきたいです。
次年度以降も、定期的に研修を実施し、「こんな話をしたよね」ということを思い出してもらえるようにしたいですね。
学びが当たり前になる文化を作っていきたいと思います。
やはりこういった研修の機会を設けないと、なかなか自発的には参加しないものです。会社から定期的に教育の機会を提供することが重要だと感じています。
メンタルヘルスやキャリアデザイン、モチベーションアップなどの研修にも関心があります。
従業員の意識を高め、モチベーションを上げるような研修についても、リスキルの研修カタログに載っていたので、今後検討していきたいですね。
また、今は外国籍スタッフも多いので、ビジネスマナー研修で日本特有の「察する」文化や「空気を読む」といった部分を体系的に教えていただくのもいいなと思っています。
カタログに載っているだけでも本当に色々なテーマがあるので、今後も自社の課題感に合わせて提案してもらったり、場合によっては私たちのような利用企業の声を受けて、より時代に合った新しい研修を追加してもらったり、ということも期待しています。