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リスキルラボ 【人事担当者向け】レジリエンスとは?効果的な高め方を解説

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ビジネスの結果は、各従業員が持つメンタルの状況によって大きく左右される。困難な状況に直面した際に強い心を持って立ち向かうメンタリティーを持つか、それとも弱気な逃げの姿勢をとるかで大きな差が生まれるのは明白だ。最近は、ストレスに敏感ですぐに諦めてしまう従業員が増えているとの悩みをよく耳にする。

そんなときは、「レジリエンス」が高い従業員を増やすといい。

しかし、「レジリエンス」という言葉を初めて聞いた人もいると思う。
そこで今回はレジリエンスの概要を紹介しながら、効果的な高め方を解説する。

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レジリエンスとは何か?

レジリエンスとは困難な状況になったときに、諦めずに対応できる力のことだ。

トラブルに見舞われても、心が折れずに対応できる方ほど「レジリエンスが高い」と言える。

レジリエンスは今後、企業にとってより重要度が増すと見られている。なぜなら、コロナ禍によって働き方の変化が急速に起こっているからだ。

今までは、会社へ出勤するのが当たり前だった。しかし、ニューノーマル時代では、テレワークを推奨する企業が増えた。その中で、これまでの仕事のやり方では上手く回らない部分も出てくる。また、従業員個々人にかかる責任も以前にも増して顕在化しやすくなっている。こういった状況を乗り越えるためにも、レジリエンスは必要だ。

各従業員にレジリエンスが必要な理由とは?

ここでは、各従業員にレジリエンスが必要な理由を3つ紹介する。

①プレッシャーに打ち勝つ空気感を醸成し、組織を強くする

各従業員がレジリエンスを持てば、社内にはプレッシャーに打ち勝つ雰囲気が出来上がる。

そうなれば周囲からの重圧が原因で仕事をミスしたり、自分を追い込みすぎて潰れたりするリスクを軽減できる。

結果、組織を強くすることにつながるのだ。
社内に諦めムードが広がりやすい企業は、レジリエンスを身につけさせた方がいいだろう。

②離職率の抑制が期待できる

困難な状態の中でも、前向きに働く従業員が増えるので、離職率の減少や有能な人材のリテンションにも効果が期待できる。

人材不足を解消したい企業にも、レジリエンスは必要だ。

③生産性の向上に繋がる

仕事に対して前向きな気持ちを持てるようになるので、各従業員が日々のパフォーマンスを最大限発揮することに繋がる。結果的に、生産性の向上をもたらしてくれる。

レジリエンスの高い社員の多い職場では、会社に対して不満を持ったり、ストレスを抱えたりする方が減るので、職場の士気を下げずに済む。

生産性を高めるという実利的な観点からも、各従業員のレジリエンスを高めよう。

従業員個人としてもレジリエンスを高めることでメリットがある

従業員個人としても、レジリエンスを高めるメリットがあるので3つ紹介する。

集中力アップ

自明のことではあるが、集中力が上がれば仕事のスピードアップにつながる。
昨今では時間戦略という言葉があるように、スピード対応そのものが顧客に対する提供価値となり、巡り巡って企業全体の競争優位の源泉になっている。

従業員個人としても、他の作業に時間を回せる余裕が生まれる。

  • 現在の業務に必要なスキルを身につける
  • 別の業務を手伝うことで新たなスキルを身につける

上記のように時間を上手く使うことで、一従業員のレベルアップになる。

冷静な判断ができる

レジリエンスの高い社員は、しなやかな心を持ち合わせている。
困難な状況でも冷静な判断ができれば、仕事をスムーズにこなせるようになる。

仮に難易度が高い業務を担当した場合や忙しくて周囲が見えなくなってしまっても、自身で落ち着くことができるようになるので仕事のミスを減らすのに役立つ。

感情に左右されて冷静さを失ってしまう従業員にも、レジリエンスを高めさせた方がいいだろう。

自分で問題解決の方法を考えられる

レジリエンスを高く保つことで、困難な問題に正面から対峙するマインドセットを構築することができるようになる。結果として、自力で問題解決の方法を考える従業員が増え、業務改善力・生産性向上が期待できる。

レジリエンスを構成する主な要素

ここではレジリエンスを構成する代表的な要素を6つ紹介する。

自己認識

自分が設定している目標や価値観・感情などを認識することだ。

ハプニングやトラブルに巻き込まれたとしても、自分がどのような状態なのか認識できれば、現段階で何をすべきか客観的に判断できる。

逆に適切な自己認識ができないと、場当たり的な行動ばかり取り心身ともに疲弊してしまう。

自制心

自分自身の感情や行動を、そのときの状況に合わせてコントロールする力だ。
たとえば、このようなイメージだ。

  • 失敗をして落ち込んだので、気持ちを入れ替える
  • 仕事でトラブルが起こったので、軌道修正するための行動をとる
  • 仕事が上手くいかないから、ミスを起こさないための行動をとる

レジリエンスが高い方は、自然に上記のような行動をとることができる

精神的敏捷性

物事を様々な面から捉えて、俯瞰的に見ることを指す。困難なことに巻き込まれても、様々な角度から物事を考えることで、解決方法を探しだせることが特徴だ。

レジリエンスが高い人ほど、課題に対して多面的に捉えたり、迅速に対処できたりする。

楽観性

「未来は明るくなる」という思考性を指す。仮にストレスを抱えても、レジリエンスが高ければ「次に羽ばたくために必要なもの」といった形で、前向きに物事を捉えられるようになる。

自己効力感

行動をすれば問題解決できるという自信を、自分で感じられる状態を指す。

レジリエンスが高い人は、困難な業務を任されても「自分なりにやっていけばどうにかなる」という気持ちを持てる力がある。結果として、目標達成までやり切る力や胆力を身につけることができる。

レジリエンスを高める方法

レジリエンスを高めるには、自分の感情をコントロールすることが大事だ。ここでは2つのステップに分けて紹介する。

ステップ①これ以上、落ち込まない

嫌なことがあっても、それ以上落ち込まないようにさせることが大事だ。落ち込まないためには、以下の方法を使うと効果的だ。

客観的に物事を見る

自分の現状を客観的に見ることは大切だ。客観的に見ると、思ったよりも重大な失敗ではないことに気付き、落ち込む時間を減らせるかもしれない。

実際に例を見てみよう。

例1.仕事でミスをしてしまったから、取り返しがつかない
→よく見てみると大きな失敗ではないから、取り返せる。

例2.仕事でミスをしたから今の仕事に向いていない
→場数をたくさん踏めば、ミスをしなくなるだろう。

例3.運の悪いことばかり起こっているから、人生つまらない
→運が良いことも起こっているから、人生がつまらないと思うのはもったいない

ネガティブな発想をポジティブな発想に持っていけば、気持ちが楽になる。結果、これ以上落ち込まなくなるのだ。

自分の現状を受け入れる

上記とも一部連動するが、自身の現状を受け入れよう。自分の周りで起こっている事象や置かれている立場などを受け入れることで、気持ちが楽になる。

ポジティブなこともネガティブなことも全て受け入れれば、心に余裕が生まれて落ち込むことが減るはずだ。

ステップ②落ち込んでから元に戻るまでのスピードを速くする

次に落ち込んでから、落ち込む前の状況に戻るまでのスピードを速くさせよう。以下の方法を使うと効果的だ。

自分で目標を達成する機会を増やしていく

小さなことでもいいので、自分で目標設定したことを何度も達成させよう。

  • 毎日筋トレを課して、決められたメニューをこなす
  • 成果物を期日内に納める
  • 毎朝、決まった時間に起床する など

自分が決めた内容を継続してこなせば自信がつく。
結果的に、落ち込んでから元に戻るまでのスピードを上げることにつながる。

レジリエンスが高い方と交流する

レジリエンスが高い方と交流すれば、その方に影響されて似た行動をとるようになる。
人間は環境に支配される生き物だと言われている。
その性質を活かす意味でも、効果的な方法と言えるだろう。

結果、落ち込んでから元に戻るまでのスピードを上げることにつながる。

レジリエンス研修のコンテンツ紹介

従業員のレジリエンスを高めるには、研修を受講してもらい覚えこませる手もある。しかしレジリエンス研修と言っても、コンテンツは様々だ。

そこで最後に、レジリエンス研修で効果的なコンテンツを紹介する。

失敗や不安への対処の仕方

失敗したり不安になった場合の対処法は学んでおかなければならない。適切な対処ができないと、レジリエンスが下がってしまうからだ。

たとえば、失敗や不安なことが起こったときの受け止め方や気持ちの変え方などを学ぶ。

ABCDE理論について

ABCDE理論とは、それぞれの単語の頭文字をとったものだ。

「Activating Event(外部で起こった出来事)→Belief(受け取り方、理解)→Consequence(結果)→Dispute(異議・論じる)→Effect(影響・効果)」が一連の動きとしてつながっていることを、ABCDE理論で表している。

ちなみに一連の流れのイメージは、以下の通りだ。

出来事(A)によって、受け取り方(B)が決まる。受け取り方(B)によって、結果(C)が決まる。結果(C)を元に、自分の中で論じる(D)論じた結果(D)を元に受け取り方(B)を修正すると、適切な効果(E)が現れる。

この理論を覚えておけば、困難に見舞われたとしても何が原因なのか特定し、修正しやすくなる。

結果、レジリエンスを高める上で重要なコンテンツと言える。

セルフケアについて

心と体の状態を健康にするためのセルフケアに関するコンテンツも存在する。たとえば、このような内容がある。

マインドフルネス

マインドフルネスとは、自分の先入観や過去に起こった結果などにとらわれず、今の状況を受け入れながら、自分の心を健やかにしていくことを指す。

自分の現状を紙に書きだしたり、相手へ話したり、瞑想をしたりなど様々なトレーニング方法がある。人それぞれ効果的な手法は異なるので、まずは体系的にマインドフルネスのアプローチを学ぶことが大切だ。

フィジカルヘルス

フィジカルヘルスとは、直訳すると「体の健康」だ。健康体で居続けるための方法を3つの視点から教える研修となっている。

食事

栄養バランスの良い食事やPFCバランス、太る原因、病気の予防法などを教える。

運動

正しい運動方法や簡単にできるエクササイズ、体の代謝などを教える。

睡眠

睡眠が重要な理由や疲れが取れるメカニズム、睡眠の質を向上させるポイントなどを教える。

まとめ

本記事では、レジリエンスを中心に紹介した。今後の社会において、より一層必要とされるスキルなので覚えておいた方がいいだろう。

ちなみにレジリエンスは、これらの要素によって構成されている。

  • 自己認識
  • 自制心
  • 精神的敏捷性
  • 楽観性
  • 自己効力感

各要素を高めれば、必然的にレジリエンスの上昇につながる。
様々な要素を、バランスよく上げることが大事だ。

なおレジリエンスは、従業員だけではなく会社にとっても重要なものだと言える。
理由は以下の通りだ。

  • プレッシャーに打ち勝つ従業員を増やし組織を強くする
  • 離職率の抑制が期待できる
  • 生産性の向上に繋がる

レジリエンスの高い従業員が社内に増えれば、業務時間の短縮や業績アップにつながるため会社にとってプラスになる。

研修を実施して、各従業員のレジリエンスを高めてみてはいかがだろうか。

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Q&A
  • たとえ困難な状況に陥ったとしても、心が折れることなく対応できる力のことを指します。難易度が高い業務や未経験の業務でも、諦めずに業務を遂行できる方は「レジリエンスが高い」と言えます。
  • 会社の業績アップにつながる為です。プレッシャーに動じることなく仕事を進めたり、やりがいを持って業務に取り組んだりする従業員が増えれば、社内の士気が高まります。結果、業務効率を高めることになり、売上・利益増が期待できます。
  • 落ち込みにくい気持ちを持つことや、落ち込んでから元に戻るまでのスピードを上げることが大事です。研修を行って、レジリエンスの高め方を従業員に教えることが効果的です。
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