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リスキルラボ 自律型人材のメリット・育て方を解説【自ら行動できる社員に育て上げる】

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どのような社員が在籍するかで会社の業績は変わる。今回紹介する「自律型人材」は、多くの会社で求められている人材だ。自律型人材が増えると会社にとってメリットとなるため、極力増やした方がいい。しかし誤った育て方をすると、育成は失敗してしまう。そこで今回は、自律型人材のメリットや育て方を紹介する。

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自律型人材とは

自分自身の価値観をもとに、業務を遂行していく人材のことだ。上司からの指示を待たず、積極的に行動を起こしていく。会社の目的や意義を自分なりにかみ砕きながら動くのが特徴で、自身の考えや信念を持っている方に多く見られる。

社内に自律型人材が必要な理由

社内に自律型人材が必要な理由は以下の通りだ。

時代の流れが速くなった

インターネットの普及などで、時代の流れは確実に速くなっている。企業として生き残るには、時代の波に乗りながら素早く対処することが重要だ。社内に自律型人材が増えれば、自ら積極的に動く雰囲気が生まれるため、社内業務はスピーディーになる。今後も企業を存続させる意味でも、大事なことだと言える。

社内教育のみではカバーできなくなってきた

社内で教えることが増えたり社員が減少したりして、社内教育のみではカバーできなくなっている企業も存在する。その場合、社員が自主的にスキルを磨く習慣をつけなければ、組織が成長するのは難しい。自らの意思に基づいて動く場面が増えているのも、自律型人材が必要になっている理由だ。

自律型人材のメリット

社員を自律型人材に育て上げると、このようなメリットがある。

上司の手間が減る

自律型人材の社員は自ら行動する。指示をしなくても業務を進める分、上司の手間が減る。上司の手間が減れば他の社員を指導する時間や、自身の業務をこなす時間が確保されていく。よって、社員を自律型人材として育て上げるのはメリットだと言える。

業務のスピードが速くなる

自律型人材は自発的に、業務をこなしていく。上司からの指示を待つ時間が短くなる分、業務のスピードは速くなる。社内の業務をストップさせる確率が下がり、業務効率の向上が期待できるためメリットだと言える。

独創性のあるアイデアが出やすい

自分の価値観に基づいて考えるため独創性のあるアイデアを出してくれるかもしれない。独創性のあるアイデアが出れば、社内に新しい風を吹き込むきっかけになる。よって、社内にイノベーションを起こしたいときも、自律型人材がいることはメリットだと言える。

社員を自律型人材にする方法

ここでは社員を、自律型人材に育て上げる方法を紹介する。

ステップ①自社が求める「自律型人材」の中身を考える

自律型人材と言っても、ある程度は会社の意向に沿って業務を進めてもらう必要がある。そのため自社が求める自律型人材とは、どのようなものか考えるべきだ。ちなみに自律型人材の中身を考えるときは、社内の業務状況や会社のカラーを意識すると決めやすいだろう。

ステップ②社員を自律型人材にするための目標を決める

中身が定まったら、自律型人材へ育て上げるために必要となる目標を設定する。なお目標を設定するときは、社員に何を達成させたいのか考えてから決めるといい。すると効果的な目標が設定できる。

ただし目標の設定を間違えると、自律型人材に育て上げるのは難しい。以下のことを意識しながら、内容を決めるといいだろう。

進捗状況を確認できる内容にする

たとえば「自主的に動く機会を与える」だと、抽象的な内容であるため進捗状況を確認するのは難しい。しかし「毎日1回は上司の指示を受けずに動く機会を与える」と言った形で、具体的な目標を設定すれば、進捗状況を確認しやすくなる。

このように可視化して、進捗状況を確認できる内容にすることが大切だ。

努力をすれば達成できる内容にする

難易度が高すぎる目標を設定しても、社員が達成するのは難しい。よって努力をすれば、達成できる内容にすることも大事だ。社員のスキルを見極めてから決めるといいだろう。しかし簡単すぎる目標を設定するのも、社員のモチベーションを削ぐ原因になる。よって丁度良い内容にすることが大切だ。

自社の目標に関連する内容を設定する

社員にとって良い目標でも、自社との関連性がない目標を設定しても意味がない。目標を達成することで、自社にとって良い影響を及ぼす内容にするのも大事だ。

ステップ③自身で決めていい範囲を決める

範囲を決めすぎると社員は動けなくなる。しかし全ての内容を自由に判断させるのも、トラブルを起こす原因になってしまう。したがって自身で決めていい範囲を設けることが重要だ。

たとえば、「〇〇より前の工程は自身で判断していい」、「〇〇と△△と××は上司に聞かなくて良い」と言った形で範囲を決めておくと楽だろう。

ステップ④社員が自律型人材になれる環境を整える

目標を決めてもそれを実現させるためのフィールドが整っていないと、自律型人材になるのは難しい。そこで自律型人材として成長できる環境を整えていく。たとえば、以下の方法がある。

他のメンバーに協力してもらえる体制をつくる

社員を自律型人材に育てようと思っても、他の社員に邪魔されてしまうと成長を妨げてしまう。そのため、他のメンバーに協力してもらえる体制をつくることも大切だ。上司が他の社員に根回しすることで、自律型人材として成長しやすいフィールドが出来上がる。

社員が相談しやすい環境をつくる

不安や悩みを解消しながら挑戦する場面が増える。初めての挑戦で不安になることも多い。しかし不安な気持ちを持つと、重圧に押しつぶされて動けなくなってしまう。その状況にならないよう、社員が相談しやすい環境をつくることも大切だ。1対1の面談やメンター制度を設けるなど、様々な方法が存在する。

ステップ⑤社員に行動させる

設定した目標やプログラムなどをもとに、行動させていく。しかし野放しにして行動させればいいものではない。なぜなら大きなトラブルが起こる恐れがあるためだ。

仮に部下がトラブルを起こしたときに放置した場合、それが膨らみ続け自社に大損失を与えるかもしれない。その状況を防ぐには、上司が早い段階で対応することが重要だ。したがって上司は、社員を見守ることが大事だと言える。

ステップ⑥フィードバックしながら軌道修正する

自社が求める人材になってもらうため、上司は定期的にフィードバックし、必要であれば軌道修正していく。それを何度も行うことで、自律型人材として活躍できるようになる。

なおフィードバックのときは、反省点だけではなく褒めてあげることも大事だ。すると、社員に嫌な印象を与えずに済むだろう。

自律型人材に育て上げるときのポイント

最後に社員を自律型人材に育て上げたいときのポイントを解説する。

社員に会社の理念を共有する

上司に言われても、会社の方向性がイメージできないと社員は行動しづらくなる。どのような社員が求められているか想像できれば、自信を持った行動ができる。自信を持てれば、周りを気にしながら行動することが減る。よって、自律的人材として成長しやすくなるだろう。

長期的なスパンで育てていく

短期間で自律型人材になるのは難しい。なぜなら、今までの習慣や価値観を変えていかなければいけないためだ。数十年間かけて出来上がった人格を、数日で変えるのは不可能である。よって、長期的なスパンで変えることを忘れてはいけない。

普段とは違うジャンルの業務に挑戦させてみる

普段と同じ業務ばかりだと、仕事に対するモチベーションが落ちたり考える機会が減ったりして、自律的人材になるのは難しくなってしまう。自分で考えながら積極的に取り組んでもらうには、違うジャンルの業務に挑戦させた方がいい。

たとえば、他の社員が担当している業務を任せたり、定期的に部署を異動させるジョブローテーションを実施したりするなど、様々な方法がある。自分が知らない業務を幅広く挑戦させれば、自分で考える習慣が身につく。よって自律型人材として育ちやすくなる。

社員が失敗したときに責めすぎない

自律的人材として育っていく過程で、失敗はつきものだ。しかし失敗するたびに責めると、社員の自信を削いでしまう。さらに隠ぺいされることが増えて、チームで起こっている問題が見えなくなる恐れがある。この状況をつくらないためにも、失敗したことを何度も責めてはならない。社員が失敗したときは、責めるのではなく以下の対応をとった方がいい。

失敗した理由を考えさせる

なぜ失敗したのか理由を考えさせる。理由が分からないと、同じ失敗を繰り返してしまうためだ。失敗したときの状況を思い出しながら、自分の状況を冷静に分析してもらうといいだろう。

感情的にならない

自分の感情に身を任せるのではなく、客観的事実に基づいて話を進めることが大切だ。「できていない箇所を具体的に伝えると、相手も理解できるだろう。

今後の改善策を考えさせる

失敗を起こさないためには、今後の改善策を考えさせるのも重要だ。今までとは違う行動をさせることで、失敗のリスクを抑えられる。

過度なフォローはしない

社員に答えを教えたり失敗したときの尻拭いを全て行ったりなど、過度にフォローすると社員の成長を妨げる。したがって全てをフォローする行為は良くない。フォローするときは、以下のことを意識するといいだろう。

難しい箇所のフォローをする

当事者が対応できない箇所のフォローをするといい。たとえば1~5の工程のうち4と5を任せるのが厳しいと思ったら、4と5のみを上司がフォローして、残りの1~3は社員に行わせるイメージだ。

タイミングを見計らってフォローする

フォローのときはタイミングも大事だ。たとえば、社員が業務を順調に進めているときにフォローすると、業務を妨げてしまう恐れがある。しかしフォローのタイミングが遅くても、社員を困らせてしまう。そのため、丁度良いタイミングでフォローすることが大事だ。

適度なプレッシャーを与える

フォローをするときは、社員にとって都合の良いことばかりを言うのではなく、適度なプレッシャーを与えることも大切だ。「この作業を覚えないと、次の業務に進むのは厳しい」と言った形で、自然な形で伝えるといい。

そうすると責任感が芽生え、行動を改善させようとする。結果、自律的人材を育てることにつながるだろう。

上達してきたらフォローの頻度を減らしていく

フォローの頻度を減らさない状況だと、社員はそれに甘えてきて、いつまで経っても自主的な行動をとろうとしない。よって社員が上達してきたら、フォローの頻度を徐々に減らしていくことも大事だ。

まとめ

社員を自律型人材として成長させるポイントを紹介した。社員を自律型人材として育てていくと、以下のメリットがある。

  • 上司の手間が減る
  • 業務のスピードが速くなる
  • 独創性のあるアイデアを出してくれる

社内の業務をスピーディーに回したり、今までにはない文化をチームの中に取り入れやすさがあるものの、自律型人材として社員を成長させるには、正しい手順を踏まないと実現させるのは難しい。自律型人材として育てるための手順は以下の通りだ。

  • ステップ①自社が求める「自律型人材」の中身を考える
  • ステップ②社員を自律型人材にするための目標を決める
  • ステップ③自身で決めていい範囲を決める
  • ステップ④社員が自律型人材になれる環境を整える
  • ステップ⑤社員に行動させる
  • ステップ⑥フィードバックしながら軌道修正する

自律型人材として成長してもらうには、自社が求めるイメージ像を描いた後に、目標を決めたり環境を整えたりすることが大事だ。その後、行動させることで自律型人材として成長しやすくなる。

社内に自律型人材が増えれば、自主的に動く社員が増えてチームの運用も楽だ。社員の個性を活かすためにも、自律型人材の育成に力を入れていただければと思う。

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Q&A
  • 自分自身で考えながら、行動していく人材のことです。上司からの指示を待たずに、行動するのが特徴です。
  • 部下に指示する回数が減るため、上司の手間が省けます。さらに業務のスピードが速くなったり、独創性のあるアイデアが出やすかったりするのもメリットです。
  • 「自律型人材」として育てるために、どのような中身が必要か決めます。その後、目標設定や行動できる範囲、環境整備を行って行動させます。その後フィードバックをして終了です。
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